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2017.02.01 Wednesday

夢の巨大深海魚!アブラボウズへの挑戦

みなさん、こんにちは(^^)

 

千葉の下山田です。

 

2017年、最初の投稿はこの魚のお話。

 

 

―深海に棲む巨大魚・アブラボウズ。

 

今やすっかり知名度こそ高くなったものの、実際にその生きた姿を間近で見たことがある人は極端に少ないであろうという魚。
 


この魚を本気で夢見たのは2012年。
静岡の「マニアな仲間たち」のみなさんがジギングでアブラボウズに挑戦し、見事に狙って釣っていたのがきっかけです。

それまではこの魚が釣りの対象魚であることすら知りませんでした。

 

「こんな凄い魚、いつかオレもジグで狙って釣りたい!」

 

そして調べていくうちにアブラボウズは地元である千葉の海でも釣れることも分かりました。
出来れば地元でこの魚を釣ることを実現したい。

実はここからアブラボウズを釣ることを夢見て挑戦の日々が始まりました。

 

しかし相手はどこまでもデッカくなる深海魚。写真を見るとあまりの大きさに恐怖すら感じます。

 

当然のことながら、経験も知識も情報も体力も道具もない当時の私にとっては果てしなく遠い夢物語。

そこでまずは今まで通りカンパチやヒラマサ、ブリなどの青物を基本として、アカムツやキンメダイを始め中深海の様々なターゲットや遠征のキハダなどにもチャレンジして地道に1歩ずつ段階を踏んでいくことにしました。

―あれから月日が流れ2016年。
3年間の修行を経て、地元でアブラボウズを狙わせてくれる船長とも出会うことができました。なんとかタックルも揃え、遂に舞台が整いました。


いよいよアブラボウズを釣り上げるという夢を叶えるために海へ!

しかし昨年は東北への遠征も含めて6回アタックするもその想いは叶わず無残にも打ち砕かれました。

 

いざ自分の持ってる最大限の本気で狙ってみたものの・・・

「深海」という過酷な条件下では精神面や技術面などいくつもの壁に当たり、心が折れそうなこともしばしば。難度が高すぎると言っても過言ではなく、悉く返り討ち。

 

 

これまでに経験したことのない未知の領域への挑戦からは色々なことを学びましたが、昨年はとてもアブラボウズまで辿り着くことが出来ませんでした。


年が明けて2017年。

 


1月6日の夕方に後輩の河本くんから伊豆に1人でアブラボウズを釣りに行き35kgを釣ったとの報告をもらいました。
彼もまたずっとアブラボウズを夢見て追いかけてきた釣り人の1人。そしてようやく叶えた夢。
それを知っていただけに、仕事終わりに電話でアツイ話をしているうちに心を打たれました。

彼の技術はもちろん精神力の強さには脱帽です。本当におめでとう(^^)b

 

 

釣人:河本 篤哉
アブラボウズ 35kg
船宿:南伊豆忠兵衛丸
ロッド:ハイピッチジャーカー501
リール:オシアジガー5000

ライン:スーパーファイヤーライン3号
ジグ:SPY 900g

こんなとてつもなく凄い話に刺激を受けた自分は居ても立っても居られず、、、
ちょうど翌日からは三連休。唯一たまたま空けていた翌日の休みに1人でアブラボウズを釣りに行くことをその場で決意。即、船長に電話し、帰って準備!


ちなみに予定を空けていたのは2日後に控えていたとある資格試験の勉強をするためだったのですが…笑(試験は無事合格しました!)

思い立ったが吉日!本当に1人で来てしまいました!2017年、初釣りです。

船は波崎の仁徳丸さん。
アコウダイやアブラボウズをはじめとする深海釣りの実績はもちろん、スローピッチジャークへの理解も深い三橋正幸船長が案内してくれます。
これまでも「アブラボウズを釣りたい!」という私の夢にも毎回なんとか応えようとしてくれる船長です。

この船長との出会いがあり外房・銚子沖でのアブラボウズへのチャレンジの道が開けました。

 


餌釣師9名とジグ1名での出船。放射冷却で冷え込んだものの、海上は運良くベタ凪です!

 

餌釣りでのメインターゲットはアコウダイ。形状が激しく変化する地形を狙います。
そこにはアブラボウズも生息しており、必然的に年に数本は揚がり大型にはハリスを切られているとのこと。

つまりジグで狙って釣れる可能性は十分にあるのです。私は必ず釣れることを信じて通っていました。
 

この日撮影したコアホウドリ。

物凄いスピードで空を舞っています。その姿は大迫力!

運が良いと銚子沖では特別天然記念物にも指定されている巨鳥・アホウドリの大群を間近で見ることができ、私の楽しみの一つでもあります。

 

2017年の1投目は大きな朝日を見ながらミヨシで河本くんと同様にSPY900gを入れてみたものの、潮に乗ったジグの重さにうまく感覚を掴めず根掛かり…。いきなり2台しか持ってきていないリールの片方を使用不能にしてしまい、過酷な現実を突きつけられました。深海ジギングの1投目は本当に難しいです。餌釣りの方々も全員空振り。

 

そして2投目。これで逆に開き直ったのか?冷静になれたのか?

 

新たにFB700gをセッティングし極限まで集中力を高めます。


その瞬間が遂に来ました。

明確なアタリにリールを出来るだけ巻き取ります。

 

根掛かりのような感覚でしたが、ラインの遥か先では確かに頭を振っていてアブラボウズだと確信。まさかの船中ファーストヒット!

 

重量感を凌ぎながら無我夢中でリールを巻いてくる時間は本当にスリリング。そしてとても長く感じられました。

 

この日の最低気温は3度なのに緊張して汗だく。。。

 

長い距離を経て、ようやく水面に現れたのはやはりアブラボウズ!

 

ですが、鈎の掛かり所が悪くフロントが外れリアフック1本・・・。

 

水面に現れてからは餌釣りの方とオマツリしていて魚をコントロールするのが難しく、取り込むのに苦労しました。かなり心臓に悪く、正直生きた心地がしなかったです。。


無事にギャフが決まり、3人がかりで取り込んでもらいました。

 

ずっと追いかけて来たアブラボウズ。

 

遂にやった・・・夢が叶った!!!

紛れもなくオレが釣った本物のアブラボウズです!
その瞬間、これ以上にないくらいの最高の喜びと達成感と疲労感。

何度か天に向かって絶叫し、感動してほんの少し涙が出ました。
 

 

アブラボウズ 17kg
ロッド:マニアフェローズ43
リール:トルサ#30

ハンドル:オーシャンマークAE100
ライン:スーパーファイヤーライン3号+シーガー18号
ジグ:スロースキップFB 700g
フック:バーチカルヘビー7/0

 

その風格は魚というよりは、もはや野生の動物です。
アブラボウズとしては小ぶりですが、それ以上に釣れたこと、出会えたことへの感動はあまりにも大きすぎるものでした。

深海という想像を絶する過酷な世界で、この魚がここまで育つのには何年生きてきたのかは分かりません。

そんな深い闇の世界からやってきた自然の恵みと出会えたことに感謝した一日でした。

 

 

 

この日は潮型が悪く渋い一日でした。終盤に餌釣師の数名にアコウダイが連続ヒット。

名物「アコウダイの提灯行列」に船内が盛り上がります!

 

帰港後、真っ先に河本くんに連絡し、彼と喜びを分かち合いました。

 

彼が夢を叶えた翌日にまさかの自分まで夢を叶えることができたのです!こんなことってあるんだね。

自分が行動を起こすきっかけを与えてくれた彼にもまた本当に感謝です。

 

 

このアブラボウズは数日かけて美味しくいただきました。刺身、照り焼き、煮付などどれも抜群ですが、なかでも西京漬は超絶品でした!!!

また今回は多くに方々にお裾分け。

アブラボウズを「知らない」「食べたことない」という周りの人たちにも食べてもらい、とても喜んでもらえました。本当に良かったです。

 

最後にこの深海ジギングの道筋を作ってくれた「マニアな仲間たち」のみなさん。

いつも一緒に海を楽しんでいる仲間たち。

信頼のおける素晴らしい道具とジグを作ってくださっているディープライナー東村船長とスタッフの皆様。

そしていつも快く迎えてくれ、この日最高の魚を釣らせてくれた仁徳丸・三橋船長。

本当にありがとうございました。

 

 

不思議と神秘に満ちた壮大な大自然に挑戦し、なかなか出会えない一生心に残る魚が釣れるとたくさんの感謝が生まれます。

そこがまた釣りの醍醐味ですね。

 

そんな感謝の気持ちを忘れずに、これからもまた挑戦は続きます。

 

下山田 陽樹

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